2009年11月08日

見送り

昨日、だんなの叔母がマッカ(メッカ)巡礼へと遠くサウジアラビアへ旅立っていった。
我が家は空港で写真をとってくれと頼まれたため、写真&見送りのために空港まで行ってきた。
親戚の中でカメラを持っているのがうちだけなので、こういうときは必ず呼ばれる運命なのだ。
だんなは朝仕事に行ったが、空港に行く時間だけ抜けてくることにした。

IMG_0921.JPG

叔母とともに行くご一行様。
叔母は旅行会社から行くので、マッカ巡礼用のカバンや服などが支給されてそれを身に付けて行く。
国から行くという方法もある。
価格は安いのだが、抽選で当たりはずれがある。
ちなみに叔母はなんと、旅行会社からもらったスーツケースを忘れて来ていた。
初めての海外とは言え、スーツケースを忘れるとはびっくりびっくり。
午後2時の飛行機なのに午前10時には空港に着いていたので、家のものに持ってきてもらうには十分時間があって救われた。

さて、マッカ巡礼とはイスラム教徒の守るべき義務のうちの一つ。
でも遠い遠いインドネシアからは、財力、体力がないとかなり難しい。
日本人からすると巡礼と言ってもピンとこないかもしれないが、ものすごーくくだけて例えると、四国のお遍路さんのようなかんじとでも言おうか。
ただ、マッカへの巡礼は毎年日が決まっている。
今年は今月27日。
その日めがけて世界中からのイスラム教徒がサウジ入りし、マッカの各地を巡礼していく。

巡礼を終えて帰ってきた人は名前にハッジという称号を与えられ、徳の高い、尊敬される意味を持つ。
みんなうらやましくて巡礼に行く人が見たい。
だからだろう、空港は見送りの人々でどこもかしこも混雑を極めていた。
田舎のほうからバスで団体で乗りつける光景もちらほら。
ちなみにうちの親族見送り団はこちら。

IMG_0925.JPG

さらに写真に入りきらなかった見送り人がこの倍いる。
叔母もこれだけの人が自分を見に来てくれて鼻が高いことだろう。
だんなはボソッと「みんな暇やなー、平日の昼間に」とつぶやいていた。
確かに。
インドネシア人って仕事は二の次なんよなー。

私とだんなはあまりの混雑ぶりにくらくらしてきて写真を撮って早めに退散したのだが、他のみんなは叔母が入り口に入るまでいたようだ。
多分全員大泣きしたと思われる。
毎年新聞で見るのだが、たった1ヶ月離れるだけ、しかもマッカへ行くという素晴らしいことなのだが、どこもかしこも誰しもが号泣。
見送りの不思議。
まるでもう二度と会えないかのような泣きっぷり、手の振りっぷり。

来月帰ってくる叔母をまた空港まで迎えに行くのだが、これも号泣で出迎えとなるのだろう。
泣けない私は場をしらけさせないよう、端っこに待機しておくことにしよう。
叔母よ、気をつけていってらっしゃ〜い!
posted by ubor at 01:19| Comment(3) | TrackBack(0) | 日常チャ飯事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうなんだぁ、巡礼の日って決まってるんですね。
どーりで、うちの旦那さまの叔父夫婦も先日メッカへ向けて旅立ちました。
確かにインドネシアの空港ってお見送りの家族が多いっ!!(笑)
そういえば、日本に住んでるイスラム教徒とその妻(日本人に限る)には、サウジが無料でメッカへ招待してくれるそうです。
しかも超VIP待遇らしいですよ。
うちも移住前にそれで行ってみようかともくろみ中です。
ってご利益なさそうですけどね(笑)。

Posted by Rin at 2009年11月09日 09:43
”泣けない私”って、すっごいわかる〜www

しか〜し、叔母さん、スーツケースを忘れる
とは!!!(^_^;)
Posted by みのり at 2009年11月09日 20:01
>Rinさん

犠牲祭(イドゥルアドハ)の日をめがけてみんな行くんですよ。
日本だとサウジの王家から招待されるんですよね。
でも抽選だから当たるかどうか微妙なところです。
Rinさん御夫婦、行けるといいですね〜。


>みのりさん

私、まったくインドネシア人女性の泣きのツボがわかっておりません・・・
どうやらスーツケースは巡礼に関する勉強道具だけを入れていたので忘れたらしいです。
服やら財布はきっちり持ってきてましたから。
何しに行くねんっちゅうかんじでしょ。(笑)
Posted by ubor at 2009年11月10日 00:21
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