2010年08月23日

火事

昨日、買い物に行く途中の道で、前方にただならぬ煙を発見。
野次馬もいっぱいそっちに駆けつけていて、すぐに火事だとわかった。
でも私たちが行く方角に火災現場。
まあひとまずこのまま進んでみようとしたら、後ろから消防車2台がブイーンと抜かして行った。
そのすぐ後、三叉路のところでまた別の消防車がものすごい勢いでバックしてきて、「はよー、バックしてきよる、はよー前行ってー前ーーー」とだんなに向かって叫びまくった。
裏手から水をかけようとした消防車だが、ホースが届かなかったんだろう。
ほんまあせった。
火事の場所を横目に見て通り過ぎた後、海岸側から見た煙にこれまたびっくり。

DSC00427.JPG

黒い黒い煙がモコモコモコー。
いやー、さっさと通り過ぎれてよかった。
5分遅かったら変なガスを吸い込んでいたやも知れぬ。
この時点で見た限り、家が3,4軒燃えてるように見えた。
こりゃ夕方のニュースに出るわと思ってたら、案の定見ることができた。
しかしびっくりしたのはテレビカメラよりも消防車のほうが来るのが遅いこと!
テレビカメラでは、燃えている最中の場面がおそろしげに映されていた。
水の入ったプラスチックのグラスをバンバン放り投げる人々。
そこへやっと駆けつけた消防車が、怒り狂っている住民らに乗っ取られていた。
消防士らは、「消防車から下りてください、離れてください、どいてください」ともうしっちゃかめっちゃか。
インドネシア人は消防士にまかせずに、自分でホースを握ろうとするんやーとこれまたびっくり。
1時間後に鎮火した後、焦げ焦げの屋根にいっぱい人が上っていた。
崩れ落ちるんじゃぁ、と冷や冷やする。
それから火事泥棒がいてもこりゃわからんなとも思った。
ちなみにニュースのタイトルは「集合住宅での火事、遅れた消防車」だった。

ニュースだけでは被害の状況がよくわからなかったが、今朝の新聞を見てこれまた驚いた。
家が3,4軒燃えているように見えたが、実は100家族80軒が燃えていた。
しかも私たちが見たのは3台だったが、消防車はあの後も駆けつけたらしく、合計30台も出動したそうだ。
ふわー、ほんまに大火事。
死傷者の情報は書かれていなかったのだが、とにかく住人らの無事を祈るばかりだ。

原因が電気らしい。
電線からかコンセントからかは分からないが、この手の火事はよく聞く。
去年も近所で電線から火が出て、それにつながっていた家が火事になったのを見た。
そういうのはどうにもこうにも自衛できない。
電力会社の管理の問題だ。
素人目には「あの電線はもう悪い」と判断がつけられない。

あと、これほどまでに被害が拡大したのは、住宅構造である。
インドネシアでは建ぺい率というものがなく、土地のいっぱいいっぱいまで家を建てる。
なので、ほとんどの家が両隣、後ろと3方面に面する家とくっついて建てられている。
いわば、長屋構造。
火が消えるまで隣へ隣へと被害が拡大していく。
また、大人一人が通れるくらいの道を入っていったところにでもいっぱい家が建っていて、とてもじゃないが消防車が入れないくらい密集した住宅が多い。
いろんな面で、本当に火の用心が必要な国と言える。

インタビューされていた被害者の男性が一言、
「Habis」(空っぽ)と言っていた。
なんともやるせない表情。
火災保険に入っている人なんかいたとは思えない。
また、電線の不具合であったとしても、電力会社からの補償があるとも思えない。
やられたもん負けは本当に可哀想でしかたがない。
同時に明日はわが身とも思える。
家を失った人々が、1日も早く元の生活を取り戻せますように。
心から祈っている。
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posted by ubor at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 住居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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